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映画『世界は僕らに気づかない/Angry Son』

NEWS

INTRODUCTION

映画初主演・堀家一希×飯塚花笑監督のオリジナル最新作
国内外の映画祭で高い評価を得て日本凱旋公開
オール群馬ロケで制作された新しい映画の形

ぴあフェスティバル審査員特別賞やバンクーバー国際映画祭ノミネート、東京フィルメックス新人監督賞準グランプリなど国内外で注目を集め、2022年公開の『フタリノセカイ』で商業デビューを果たした飯塚花笑監督が、レプロエンタテインメント主催の映画製作プロジェクト「感動シネマアワード」にて製作したオリジナル長編第五作。
自身の経験をもとに、8年の構想期間を経て結実した本作の主人公・純悟を任されたのは、『東京リベンジャーズ』('21年/英勉監督)でのパーちん役など、その存在感ある演技が輝く堀家一希。複雑なバックグラウンドを抱える難しい役柄かつ映画初主演という重圧もある中で、飯塚監督との深いコミュニケーションと共に丁寧に役作りをした結果、悶々として自分の本当の感情を吐露できない純悟を見事に演じきっている。
息子である純悟への深い愛情を抱きつつ、感情的に厳しい態度もとってしまう母親・レイナを演じるのは、スコットランド人の父親とフィリピン人の母親を持つガウ。本格的な演技には初挑戦ながら、観客の視線を釘付けにするパワフルな演技を披露している。

アーティスト紹介 アーティスト紹介 アーティスト紹介
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本作は、監督、スタッフ、キャストなど、作品に関わる多くの人々が群馬県在住者及び、出身者で制作され、全編群馬県内にて撮影されるなど、東京中心になりやすい通常の映画制作とは一線を画している。
群馬県は工場が多い土地柄、古くから外国人労働者が多く在住し、彼ら彼女らが日常の風景の中に溶け込んでいる。自治体も多様性の認知について積極的に取り組んでおり、2020年には県内全域に「ぐんまパートナーシップ宣誓制度」が導入されるなど、人種やセクシュアリティの多様性を身近な問題としてとらえ、真摯に取り組んでいる地域でもあるため、本作の撮影にはうってつけの地域だった。
2022年の大阪アジアン映画祭でワールドプレミアを迎え、"来るべき才能賞"を受賞。その後ニッポンコネクション(ドイツ)、富川ファンタスティック国際映画祭(韓国)、ニューヨークアジアン映画祭(アメリカ)、関西クィア映画祭(日本)、香港レズビアン&ゲイ映画祭(香港)、カメラジャパン・フェスティバル(オランダ)、シカゴ国際児童映画祭(アメリカ)、Q Cinema International Festival(フィリピン)など世界各地で高評価を得て遂に日本公開。

STORY

異なる文化を持つ母親と息子
不安定な感情をぶつけ合う、
“愛の問題”についての物語

群馬県太田市に住む高校生の純悟(堀家一希)は、フィリピンパブに勤めるフィリピン人の母親レイナ(ガウ)と一緒に暮らしている。父親のことは母親から何も聞かされておらず、ただ毎月振り込まれる養育費だけが父親との繋がりとなっていた。
純悟には恋人の優助(篠原雅史)がいるが、優助からパートナーシップを結ぶことを望まれても、自分の生い立ちが引け目となり、なかなか決断に踏み込めず、一人苛立ちを抱えていた。
そんなある日、レイナが再婚したいと、恋人を家に連れて来る。見知らぬ男と一緒に暮らすことを嫌がった純悟は、実の父親を探すことにするのだが…。

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CAST

堀家一希/渡辺純悟

堀家一希

Kazuki Horike

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渡辺純悟

1997年11月21日生まれ、岡山県出身。
近年では、ドラマ『君と世界が終わる日に』(NTV)、『俺のスカート、どこ行った?』(NTV)、『初めて恋をした日に読む話』(TBS)、映画『泣くな赤鬼』等の話題作に出演。
"パーちん"役の好演が印象的な'21年公開の映画『東京リベンジャーズ』(英勉監督)の続編が2023年公開予定のほか、2022年12月浅草九劇にて公演の舞台『すべての人類が家にいる』(古川貴義脚本・演出)に出演予定。
繊細さから力強さまで幅広いキャラクターを演じ存在感を発揮する若手俳優。

ガウ/渡辺レイナ

ガウ

GOW

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渡辺レイナ

スコットランド人の父とフィリピン人の母を持つ。スコットランド、アメリカ、フィリピン、日本と多くの国で暮らし、英語、タガログ語、日本語を自在に話すことができる。
1994年「外国人歌謡大賞・グランプリ大会」に出場し、スカウトされデビュー。たぐいまれな歌唱力で、2014年ハリウッド開催のWCOPAでは、世界中のパフォーマーを抑え、ゴールドメダルを獲得。翌年にはNYのアポロシアターのオーディション合格、スタンディングオベーションに包まれた。
『ウルトラマンガイア』の出演やTOKYO MX『5時に夢中!』に出演するなどタレントとしても活躍している。

篠原雅史/金子優助

篠原雅史

Masafumi Shinohara

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金子優助

2000年2月1日生まれ。群馬県出身。本作で映画初出演。これまでの出演作にドラマ『まったり!赤胴鈴之助』(2022/テレビ大阪)、『トークサバイバー』(2022/Netflix)、『ナンバMG5』(2022/CX)、『チェイサーゲーム』(2022/TX)、『親愛なる僕へ殺意をこめて』(2022/CX)など。今後も情報解禁待機のドラマ出演や2023年公開の映画作品への出演を予定。

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村山朋果/佐々木里奈

村山朋果

Tomoka Murayama

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佐々木里奈

1999年7月22日生まれ。群馬県出身。群馬を拠点に活動。高崎まち映画『あの夏、いつかの生姜焼き』(2016/藤澤誠監督)で映画初主演。その他の出演作に、高崎移住計画~ぼくらのまちのCMアワード~グランプリ受賞作品『ココロカヨウマチ』(2016/原澤芽衣監督)、『あつい胸騒ぎ』(2023/まつむらしんご監督)、ドラマ『相棒 Season20』(2021/EX)、『シネコンへ行こう!』(2022/BS松竹東急)など。

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森下信浩/森下信浩

森下信浩

Nobuhiro Morishita

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森下信浩

群馬県出身1965年生まれ会社員。趣味読書。小説家小野寺史宜作品にどっぷり浸かってます。飯塚花笑監督の『世界は僕らに気づかない』ワークショップに応募。同作への出演をきっかけにお芝居の魅力を肌で感じ、若いうちにしか出来ないという刷り込みを捨て、俳優「森下信浩」として始めてみようとWSに通い、初歩から役者を目指してます。

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宮前隆行/金子透

宮前隆行

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金子透

1965年8月22日生まれ。群馬在住。演技経験無し。エキストラ歴5年。
会社員として仕事中心の生活を送っていましたが、セリフのある役をやってみたいという思いから応募しました。飯塚花笑監督と俳優の加藤亮佑さんに半年間みっちり指導をしていただき、今回が私のデビュー作となります。現在も演技の勉強をし、発展途上中。

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田村菜穂/金子洋子

田村菜穂

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金子洋子

1974年4月6日生まれ。東京都三鷹市出身。主な出演作、木野花ドラマスタジオ4.5.6期生、劇団唐組・新人公演『水中花(「透明人間」改め)』(2001年・モモ役)、劇団唐組・横浜赤レンガ倉庫1号館柿落とし若手公演『赤い靴』(2002年・少女あやめ役)、劇団唐組『糸女郎』(2022年・糸売 役)、映画『ロボット修理人の愛』(2021年・看護師役)

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藤田あまね/金子鈴花

藤田あまね

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金子鈴花

群馬県出身。江戸川舞氏のキッズチア教室、ミュージカル劇団ポーキーホーキーのキッズミュージカル教室、ダンススタジオ【Rあとりえ】のレッスンに通う。イベントではステージで表現することの楽しさを体感。2020年秋、本作品のワークショップオーディションに参加。好きな食べ物はおばあちゃんの作った昆布巻きです。

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鈴木咲莉/金子優花

鈴木咲莉

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金子優花

2013年1月22日生まれ
3歳の頃に地元のランウェイステージで審査員特別賞を頂いてから、スタジオモデルや雑貨屋のフリーペーパーやWEBモデルを2年ほどつとめる。コロナ前までは事務所に所属し、『ウルトラマンタイガ』第二話公園の少女役、映画『王様になれ』病院の子供役で出演。現在はフリーで演技のレッスンを頑張っています。趣味特技はダンスとドラムです。鬼ごっこが大好きな元気な小学生です。

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加藤亮佑/大里

加藤亮佑

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大里

群馬県邑楽郡千代田町出身。ニナガワ•スタジオにて演出家、蜷川幸雄に師事。『わが魂は輝く水なり』(作:清水邦夫)など蜷川作品に出演した後、舞台、映像と出演中。
最近の出演作/TRASHMASTERS 『黄色い叫び』(作・演出:中津留章仁)/山口ちはるプロデュース『エデン』(作・演出:松本准平)に主演/他、出演情報はSNSで更新中。
Twitter/instagram @kato1979jp

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高野恭子/橋下時子

高野恭子

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橋下時子

11月22日生まれ。群馬県太田市出身。短編映画 『Get wild』、『クロックダウン・ベイビーズ』に出演。舞台 gekidanU『きっと、綺麗な赤の上で』、アクターズクリニック『HIKOBAE the Reading』、gekidanU『金星』、プリズム・まよい態『ナラズモノたち』主演、グループシアター『RADIO311』、Kamakaji Lab『楽屋』に出演。その他企業webムービーなどに出演。役者のほかに歌も歌う。

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橘芳美/元木静香

橘芳美

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元木静香

1970.3.30 群馬県出身
17歳でモデルデビュー。一時引退するも2012年に復帰。俳優としてTV・CM・ドラマ・舞台など多数出演。映画『LAPSE』、『新・デコトラの鷹』
2018年から「武蔵境芳美」として落語を始め、『ラママお江戸寄席』にレギュラー出演中。FHプロモーション所属。

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佐田佑慈/幼少期の純悟

佐田佑慈

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幼少期の純悟

2009年11月27日、埼玉県出身。

竹下かおり/シスター

竹下かおり

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シスター

関西芸術座を経て商業演劇をはじめ、舞台に多数出演。『それでもボクはやってない』(周防正行監督)で映画初出演。主演の『ガーデンアパート』(石原海監督)はロッテルダム国際映画祭でワールドプレミア後、全国公開された。その後短編映画『Natsuko』『MaTcH』でも主演を務め、海外映画祭に選出されるなど様々な国際映画祭で注目される作品に出演している。この後も公開が待たれる作品あり。

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小野孝弘/店主

小野孝弘

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店主

幼き頃、「神楽」と言う神に奉納するため奏される歌舞を覚え、何かしら人前で演じる事に対する愉しさを教えてもらう。
高校大学そして国内大手の証券会社でトップセールスとして働いていたが、30歳の誕生日の夜、自らの人生に疑問を感じ、幼い頃の愉しさが忘れられずに役者を志す。比較的2枚目の見た目を裏切る天然要素が相極まり、その独特な存在感で、現在ではインディーズからメジャー作品まで出演。かつての決断を悔いる事もあれば、英断と思う事もある。
代表作:『三度目の殺人』『シン・ゴジラ』『ミュージアム』『拳銃と目玉焼』他

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関幸治/窓口係

関幸治

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窓口係

NSC東京俳優コース一期生修了後、同コース卒業生で結成された演劇集団「Nの2乗」で10年間活動した後、作・演出家に春陽漁介を据えた劇団5454(ランドリー)に旗揚げメンバーとして参加。
代表作として、映画『やりたいふたり』(2019/谷口恒平監督)にて主演。映画『HOKUSAI』(2021/橋本一監督)、映画『空白』(2021/𠮷田恵輔監督)など。2022年も数々の映画やドラマに出演し、多くの監督から信頼を得て今後の飛躍が期待される実力派。

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長尾卓磨/黒服

長尾卓磨

Takuma Nakga

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黒服

神奈川県出身。大学一年生の時に舞台出演し、俳優活動を開始。卒業後は広告代理店に勤務ののち退社、本格的に俳優の道に入る。最近の主な出演作に、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、BS-TBS『サワコ 〜それは、果てなき復讐』、映画『中村屋酒店の兄弟』(白磯大知監督)、『ミセス・ノイズィ』(天野千尋監督)、『グッバイ・クルエル・ワールド』(大森立嗣監督)、『夢半ば』(安楽涼監督)、『餓鬼が笑う』(平波亘監督)等。

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岩谷健司/渡辺哲司

岩谷健司

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渡辺哲司

1970年生まれ。1999年ワハハ本舗退団後、俳優村松利史、岡部たかしと共に「午後の男優室」を結成。 その後、CMディレクター山内ケンジ氏の演劇ユニット「城山羊の会」や、作家・ふじきみつ彦氏の 「昨日の祝賀会」等の小劇場で活動する。
近年では、『漂着者』(2021/テレビ朝日)、『すべて忘れてしまうから』(2022/Disny+)、映画『夜明けの夫婦』(2022公開/山内ケンジ監督)、映画『遠いところ』(2023公開予定/工藤将亮監督)、TVCMジザイ「社長動く」篇(2022)など多くの作品に出演する。

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STAFF

井樫彩

脚本・監督

飯塚花笑

Kasho Iizuka

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1990年生まれ。群馬県出身。大学在学中は映画監督の根岸吉太郎、脚本家の加藤正人に学ぶ。トランスジェンダーである自らの経験を元に制作した『僕らの未来』は、ぴあフィルムフェスティバルにて審査員特別賞を受賞。国内のみならずバンクーバー国際映画祭等、国外でも高い評価を得た。大学卒業後は『ひとりキャンプで食って寝る』(TV東京)に脚本で参加。2019年にはフィルメックス新人監督賞準グランプリを獲得。2022年には初の劇場公開作品『フタリノセカイ』が話題を呼んだ。

助監督

緒方一智

Kazutomo Ogata

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大学卒業後、塚本晋也監督に師事し『鉄男 the bullet man』や『葉桜と魔笛』(NHK)に助監督として参加。
その後、自主映画を撮り続け、2017年に『華やぎの時間(April fish)』がショートショートフィルムフェスティバルを筆頭に国内外の映画祭にノミネートされる。2021年九州電力CM「みらいに、全力。」監督を務める。

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撮影

角洋介

Yosuke Sumi

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1993年生まれ。福岡県出身。大学時代から積極的に自主制作映画に携わる。LAでの留学を経て、東京を拠点に撮影部として活動している。
撮影を担当した作品に、中編『ふたり ~あなたという光~』(21/佐藤陽子監督)、中編『腰の痛さを知る人よ』(21/高島優毅監督)、短編『徒然甘々』(21/大門嵩・祁答院雄貴監督)、短編『たまには船にでも乗ろうか』(22/角洋介監督)など

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サウンドデザイン

紫藤佑弥

Yuya Shito

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熊本県出身。映画音響を軸にエンジニア兼音楽家を生業とし、音楽音響ユニットPOSAでの活動も行なっている。
主な担当作品に、『よこがお』(19/深田晃司監督)、『佐々木、イン、マイマイン』(20/内山拓也監督)、『フタリノセカイ』(22/飯塚花笑監督)、『わたし達はおとな』(22/加藤拓也監督)などがある。

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ヘアメイク

浅井美智恵

Michie Asai

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群馬県高崎市在住。美容室勤務を経てフリーランスのヘアメイクとして独立。ファンデーションを吹きかけて肌質を作り上げるエアブラシメイクを得意としている。「Coke ON」のCM「さりげなく未来商店街篇」では地元の一般のおばあちゃんをキャスティングし、ヘアメイク担当した作品が第59回ギャラクシー賞で《奨励賞》を受賞。
映画『泣くな赤鬼』では堤真一さん演じる赤鬼先生の自宅をロケ地コーディネートし、柳楽優弥さん演じるゴルゴの青年時代の野球部員達のヘアメイクを担当したほか、『世界は僕らに気づかない』『フタリノセカイ』『無限ファンデーション』『月下香』と群馬で撮影された多くの作品が世界へ羽ばたいている

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衣裳

村上久美子

Kumiko Murakami

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群馬県出身。服飾系専門学校卒業後、数多くのタレントやアーティストの衣装を担当。2010年に結婚をきっかけに群馬県中之条町へJターン移住した。2016年から町の移住・定住コーディネーターとして活動し、以来数多くの移住希望者をサポート中。不動産業者代表としての顔も持ち、空き家調査・利活用の提案も行う。最近では自身も古い空き店舗を取得し、複合施設として運営している。自称、「スタイリングも出来る不動産屋さん」。

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制作担当

久保智彦

Tomohiko Kubo

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群馬県生まれ。NPO法人たかさきコミュニティシネマ所属。高崎フィルム・コミッションとして『お盆の弟』(2015/大崎章監督)、『セーラー服と機関銃 -卒業-』(2016/前田弘二監督)、『無限ファンデーション』(2018/大崎章監督)、『由宇子の天秤』(2020/春本雄二郎監督)などに携わる。飯塚花笑監督作品には長編デビュー作『フタリノセカイ』(2021)に続いての参加。

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編集

阿部誠

Makoto Abe

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1991年、東京都生まれ。東北芸術工科大学 デザイン工学部 映像学科卒業。現レスパスビジョン所属。
本業のI/Oオペレーター・QCオペレーターの傍ら編集業務も手掛ける。主な映画作品に『クソ野郎と美しき世界-EPISODE.03「光へ、航る」』(2018/太田光監督)、『BOLT-episode1-』(2020/林海象監督)、『フタリノセカイ』(2021/飯塚花笑監督)など

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音楽

佐藤那美

Nami Sato

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サウンドアーティスト。1990年生まれ。宮城県仙台市荒浜で育ち、東日本大震災をきっかけに音楽活動をはじめる。2018年 'Red Bull Music Academy 2018 Berlin' に日本代表として選出。2019年、ロンドンを拠点とするレーベルよりEP 'OUR MAP HERE' をリリース、BBC Radio等多くの海外メディアに取り上げられる。他、国内外の映画や広告映像などへ多く楽曲を制作、提供している。

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プロデューサー

山田真史

Masafumi Yamada

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1983年東京生まれ。日本映画学校、演出コースにて緒方明監督に師事。卒業後、フリーランスの制作部として多くの映画、ドラマの現場に参加。2015年、コギトワークス入社。
制作担当として映画『人数の町』(荒木伸二監督)、プロデューサーとして映画『凪の海』(早川大介監督)、オムニバス映画『DIVOC-12』(三島由紀子監督チーム4作品)などに携わる。

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プロデューサー

菊地陽介

Yosuke Kikuchi

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1989年栃木県出身。大学を卒業後レプロエンタテインメントに入社。
マネージメント、浅草九劇の立ち上げを経て、映画製作プロジェクト感動シネマアワードを企画。
『世界は僕らに気づかない』の他に、『はざまに生きる、春』(葛里華監督/宮沢氷魚)、『あの娘は知らない』(井樫彩監督/福地桃子)、『炎上する君』(ふくだももこ監督/うらじぬの)、『夢の中』(都楳勝監督/山﨑果倫)、『階段の先には踊り場がある』(木村聡志監督/植田雅)をプロデュース。

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COMMENT

稲津勝友

この作品はセクシャルマイノリティ、人種、宗教、貧困など、今日本が抱えている問題を扱ったものだが、それを特別視している訳ではないと思う。どんな生きづらさや悲しみがあっても、希望と愛を捨てなければいつでも道が開ける。普遍的な救いを示してくれる。そんなことを教えてくれる素敵な映画だ。

今井ミカ

様々なマイノリティが交差している世界。純悟の瞳の奥にひとつひとつ焼き付けられていく母親への”怒り”。それは『愛』の狭間にあるものだけではなく、見えない社会への”怒り”も入り混じっている。飯塚監督が描くひとつひとつのカットや『愛』の中にある言葉にできないものも、全てとても、とても愛おしい。そして目で叫んでいる姿は、みた人の心に焼き付けられるだろう。

遠藤まめた

多様性が大切だと言われる社会で、幸せになろうとカッコ悪くもがいている親子の姿が、ただただ描かれる。日本の地方都市でマイノリティが夢を叶えることは可能なのか、観る側にも問いかける作品。

片山友希

あんたはちゃんと学校行きな!
その一言で母親の愛を感じました。
そう思った私は
大人になったのかもしれません。

金原由佳

今作は、無意識のうちに人の痛みにつけ込み、石を投げ打つ行為をしていないかと私たちに問いかける。劇中、母が歌う『Ang Pipit』の、鳥に石を投げつける男のように、差別に満ちた言葉や眼差しを無邪気に放っていないかと。タイトルを反語とするような人間であり、社会であるようにと願いを込めて。

金子雅和

本当の悲しみを知る人にしか撮り得ない「優しさ」が映っているように感じ、何度も涙した。
パーソナルな視座から多様な人間の姿を温かく描き出す、ヤスミン・アフマドの映画的血脈を引くと言っていい監督が日本に現れたことを、心より誇りに思う。
世界は飯塚花笑に気づいている。

久保豊

『世界は僕らに気づかない』は「愛」を渇望し、「愛」に絶望する僕らが、「愛」を何度もなぞり終えた先に見つける、僕らの愛を高らかに鳴り響かせる映画だ。映画監督・飯塚花笑の作家性を考えるときに重要なのは、飯塚がいかに「」を外から崩すのではなく、その内からじわじわと押し広げ続けることで「」の権威性を無効化する可能性に賭けているかという点だろう。すべてのピンを一度に倒す必要はない。一本ずつ着実に、大きな音で世界に響かせてやればいい、これが僕たちの愛だと。

近藤芳正

怒りは誰にでもある。そしてその怒りが生きて行く活力になっていくこともある。だけどホントの成長には繋がっていかない。
『…そんなこと分かっているんだ。…だけど怒りが、怒りが消えないし…、どうしたら無くなるかもわからず、…自分が怒っていることさえ気付かないこともある。』
そんな10代の自分に、この映画で出遭って、思った。
もし、いま目の前に、そんな青年がいたら、
生きる答えを出そうとするのではなく
大きな寛容さで向き合える大人でありたいと。
いゃぁ、しかし皆さん演技経験が少ない方が多いのにホント素晴らしい。監督の丁寧な情熱を感じて嬉しかった。

佐藤快磨

カテゴライズせずに対話を重ねられたら、時間をかけて内面を擦り合わせることができたら、その人だけが抱える怒りに気づいてあげられるかもしれない。大きな主語に捉われて、目の前にいる人の表情が見えなくなりそうになったとき、この映画を思い出したいと思う。

尚玄

世界はあらゆる線引きで溢れている。
映画はその境界線を飛び越えられると信じ僕らは日々奮闘している。
飯塚監督は嘘偽りない自己を作品に投影し、
血を通わせた登場人物たちがその垣根を必死に乗り越えようとするからこそ、その姿に僕らも涙を流すのだ。

暉峻創三

この世界に対して、言いたいことがある。作者がそんな熱い思いに駆られて作った映画は、始まるなり最初の数ショットだけで、もうそれとわかるものだ。『世界は僕らに気づかない』は、まさにそれを体現した一本。この世の片隅で、理不尽にも不幸な境遇に追いやられながら生きている人たちに、光を当てる。彼らの怒りに、寄り添う。そして飯塚花笑監督は、その先にそれでも世界が生きやすくなるための希望の道筋をも、静かに、懸命に、照らし出そうとしている。

中島弘象

飯塚花笑監督の丹念な取材に基づき、イメージではなく事実に基づいた、フィリピン人シングルマザー家庭とフィリピンパブ周辺がスクリーン上に事細かに再現されている。フィリピンパブ周辺で泥臭く生きている人たちを知ることのできる、唯一無二の作品だ。

花垣秀美

「子供は親を選べない。親も子供を選べない」というナレーションのように、ハーフだという自分が嫌な時期もありました。他の家の子達と自分の家が違うことや、自分の悩みを日本語でどんな風にわかりやすく母に伝えるにはどうしたら良いのかのもどかしさを子供の時から悩んでいたのと同時に、伝え方がわからなくていつしか伝えずにいた時もありました。
「ママみたいなママにはなりたくない」と思っていました。作品の英題である「Angry Son」ではなく私は「Angry Girl」でした。

坂東龍汰

ここにまた僕のしらない世界があった、美しい世界があった。
マミーと闘った日々の、自分の理解し得ない感情が一つ一つ浄化されていった感覚を覚えました。
ありがとう、飯塚監督。

藤原季節

飯塚花笑の映画は、衒いもなく愛を映し出す。愛。世界の何処かで今こんなことが起きてるんだと想像が膨らみ、その想像の天井を突き抜ける希望のラストがある。希望。僕が生きている間、差別や偏見を目の前にした時、飯塚花笑の映画を思い出し続ける。

ボビー中西

演技とは自分と役を繋げ、想像の設定の中で真実に生きることである。堀家一希とガウのリアルなやりとり、大胆かつ繊細な心の動きは、まさしくリアリズム演技。心の機微がミリ単位でスクリーンから伝わってくる。真実は人の心を揺さぶる。演技が細部に宿っている。すべての俳優のmust-see 映画。多様性社会への実現に向けて、すべての人に観て欲しい。この素晴らしい真実の演技に、世界は大切なことに気づくはずである。

洪相鉉 富川国際ファンタスティック映画祭(BIFAN)アドバイザー

「ユㆍアイン主演の『ワンドゥギ』と似ているものかな」と油断していた自分の甘い考えを反省する。究極のリアリズム演技を披露する堀家一希と、ずいぶん前からデビューを準備してきたようなガウの2人のケミストリーにまず圧倒された。それに「一体どうやってここまでに多様ながらも大事なメッセージを112分というランニングタイムに盛り込んだのか」と嘆声を発するほどのシナリオや随所に見どころを埋め尽くすストーリーテリング。文字通り瞬きするのももったいない「必見のダイバーシティフィルム」を作り出した飯塚花笑の演出力が輝く。2022年の夏、BIFANの観客はなぜ本作を「ウェルメイド」と声を高めたのか。今すぐ確認しないときっと大後悔!

前田旺志郎

この映画の中の親子を僕はすごく羨ましく感じました。僕ももっと両親とぶつかってみたかったなと。もっと迷惑をかけて、もっと迷惑をかけられて、甘えて甘えられて。そこから逃げてたわけじゃないけど、どうしても僕は伝えられなかった。親と言ってもやっぱりそれは1人の人間で、子供だってもちろん1人の人間。でも、やっぱり親子なんだなって。そんな事を考えさせられる映画でした。

松本哲也

大人の様な頼もしさと、子供のままのあどけなさ。そして危うさと脆さ。そんな姿を繰り返す主人公に見入ってしまう。生きていく彼の周りには悪い奴なんて誰もいない。そう信じたくなる晴れやかな愛にグッとくる。

米倉リエナ

無関心な日本社会の中で、自分の居場所を見つけようともがく青年の美しくも親密な旅路。 フィリピン人と日本人であり、かつゲイである彼は、様々な苦難や嘲笑にさらされているが、自分自身を受け入れ、大切な人たちを愛することで乗り越えていく。そんな美しい魂に光を当てようとする飯塚花笑監督の情熱に感動すると共に、私は大きな希望と美しさを見出しました。

ラサール石井

脚本を書く時は「物語」を作ろうとしがちだ。しかしそれが何よりも重要な訳ではない。それはこの映画を観ればわかる。
「風景」が、「空気」が、「画面」が、つまりは映画全体が、ちゃんと物語っているからである。これこそ「映画」なのだ。
ジュンとmammyは、しょっちゅういがみ合い、罵倒し合い、怒鳴り合っている。しかしその激しいやり取りの中に、いっぱい愛情が詰まっている。だから目が離せない。
時々ドキュメンタリーかと見紛う瞬間が何度もある。それほど役者たちがそこでその場で生きている。
彼らの居るのが当たり前のように見えて、際立つ存在感は、監督の手腕と覚悟の賜物であろう。

credit

  • 堀家一希
  • ガウ
  • 篠原雅史
  • 村山朋果
  • 森下信浩
  • 宮前隆行
  • 田村菜穂
  • 藤田あまね
  • 鈴木咲莉
  • 加藤亮佑
  • 高野恭子
  • 橘芳美
  • 佐田佑慈
  • 奈良貴仁
  • 富井大揺
  • 小田原倫仁
  • 木村鈴香
  • 天満夕歌
  • 松永拓野
  • 新大悟
  • 花垣秀美
  • テレシータ シュクハラ
  • ジュリアン フクシマ
  • ジュリエット シダ
  • セシル カワムラ
  • マリカ フクシマ
  • 沼尻紗和
  • 田村悠翔
  • 本多光嬉
  • 坂川使音
  • 渡邉勇翔
  • 柏倉みそら
  • 中村ひろみ
  • 品田英子
  • 山田真理子
  • 中田喜之
  • 田村会
  • 嶺豪一
  • 佐藤美津江
  • 雅子
  • 三坂知絵子
  • 栗田綾菜
  • 金子軍曹
  • 増田具佑
  • 亀井多加史
  • 山藤堅志
  • 飯塚国博
  • 鎌田あかり
  • 上林司
  • 上林円
  • 上田海晴
  • 井上龍司
  • 竹下かおり
  • 小野孝弘
  • 関幸治
  • 長尾卓磨
  • 岩谷健司

脚本・監督:飯塚花笑

  • エグゼクティブプロデューサー:本間憲、和田有啓
  • プロデューサー:菊地陽介、山田真史、飯塚花笑
  • 協力プロデューサー:志尾睦子、佐久間由香里
  • 撮影:角洋介
  • サウンドデザイン:紫藤佑弥
  • 音楽:佐藤那美
  • 編集:阿部誠
  • ヘアメイク:浅井美智恵
  • 衣裳:村上久美子
  • 助監督:緒方一智
  • 制作担当:久保智彦
  • 脚本監修:中島弘象
  • スチール:水津惣一郎
  • 宣伝美術:unnoticed
  • 宣伝:高木真寿美 亀山登美 矢部紗耶香
  • 製作:レプロエンタテインメント
  • 配給:Atemo
  • 制作プロダクション:スタジオ6.11

2022年/日本/カラー/シネマスコープ/5.1ch/112分

©「世界は僕らに気づかない」製作委員会

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堀家一希/渡辺純悟

堀家一希

渡辺純悟

渡辺純悟を演じました、堀家一希です。まずは今回の上映を機に、日頃応援してくれている皆様、この作品に携わってくれた全ての方達に感謝を申し上げます。
この映画の見どころはやはり、親子の愛です。今まで気付けなかった、向き合えなかった愛に気づき、これから少しずつでも向き合えるようそっと背中を一押ししてくれる、そんな作品になっていると思います。
是非、『世界は僕らに気づかない』、お楽しみください!

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ガウ/渡辺レイナ

ガウ

渡辺レイナ

映画のタイトル通りジェンダーや国籍または宗教、文化の間に挟まれて世界に気づかれず、理解されず苦しんでいる人々が多くいると思います。
主人公の純悟やその周りの人達はその一例でしかないのですが、この映画を通して少しでも多くの人に知ってもらい考えてもらえるきっかけになれたらいいなと思います。
きっとそこから認め合うことが始まり自由で平和な暮らしが出来ると私は思っています。どうぞ心で観て下さい!

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篠原雅史/金子優助

篠原雅史

金子優助

映画に出演するのはこの作品が初めてでした。ワークショップの時から自分の中にあるものを相手に対して表現する難しさと楽しさを痛感しました。
ゲイであることを受け入れて背中を押してくれる家族、ぶつかり合って一緒に答えを探す恋人、自分の幸せとは何なのか。
強く望む、愛と幸せを得るために悩む優介でいられたのは飯塚監督をはじめ、この作品に携わる全ての方が自分にぶつかって影響を与えてくれたおかげだと思っています。

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村山朋果/佐々木里奈

村山朋果

佐々木里奈

この作品に携わらせていただく中で、飯塚監督や役者仲間と沢山意見交換し、資料を読んだり当事者の方のお話を伺ったりすることで、佐々木里奈という人物像を一から創り上げていきました。
いろんな人のいろんな感情が詰まった、愛情溢れる強くて優しい作品です。この作品に触れることで、皆様の世界が更に色鮮やかに変化していくのを感じていただければ幸いです。
是非、劇場へ足をお運びください。

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森下信浩/森下信浩

森下信浩

森下信浩

私の演じたキャラクターは、監督がイメージした「森下信浩」に自分がどっぷり填まっただけの人物像なので、何も考えず演じれば良かったのですが、クランクインまでに純悟・レイナとどう接すればよいのか、台詞の背景などいろいろ考え悩んだまま撮影に挑んだので緊張しかなかったです。それでも監督はじめスタッフの温かい心遣いに励まされ無事終えることが出来たのかなと思います。
この作品は英語表記『Angry Son』怒りの連続です。その中で森下は一服の清涼剤のような存在として見て頂ければ嬉しいです。

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宮前隆行/金子透

宮前隆行

金子透

撮影前に家族のコミュニケーションをとるために、何度も集まりました。
時には笑い、時には泣き、怒り…
息子にカミングアウトされた時は、動揺を隠しきれずにタバコを吸ってから家に入りました。 純悟君とレイナちゃんの親子同様に、金子家も本当の家族として撮影に臨みました。
家族愛を感じていただけたら幸いです。

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田村菜穂/金子洋子

田村菜穂

金子洋子

金子家は群馬県のとある街で暮らす深い愛情と固い絆で結ばれた家族です。監督が、私たちの存在をとても大切に大きな愛で育てて下さったので、私たちも監督に影響を受け優しく愛のある家族になれました。
息子がカミングアウトをした日は物語には描かれておりませんが、家族が実際にその時を経験し、共に過ごしたことで家族として映画の中で生きることができたのだと思います。

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藤田あまね/金子鈴花

藤田あまね

金子鈴花

いつも見る側だった映画に自分が役をいただき出演することができてとても嬉しかったです。
制作側になり映画が作られていく過程を間近で見ることができました。沢山の人によって1つのものが作られていくという凄さを改めて感じました。
制作の中特に思い出に残っているのは金子家のみんなと過ごしたことです。妹役のさりちゃんは1番話して遊んで、本当の妹のようでした。飯塚組でこの作品に関われて本当に良かったです。

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鈴木咲莉/金子優花

鈴木咲莉

金子優花

選ばれたと聞いたときはとても嬉しかったです。初めて家族に会った時、最初は緊張していましたが、一緒に電車に乗って街に買い物に行ったり、桜が満開な公園を散歩したりして、徐々に本当の家族になっていきました。
撮影の時はみんな優しくしてくれて、あまねちゃんはいつもそばにいてくれたので本当のお姉ちゃんのようでした。堀家くんとマジックをしたりシャボン玉をしたり楽しかったです。

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加藤亮佑/大里

加藤亮佑

大里

2年前の秋。飯塚花笑監督に初めてお会いし、映画に対する熱意と地元群馬からも優れた作品を発信する理念に共感し、惹かれ、今回の映画のワークショップから指導補佐としても参加し、関わらせて頂きました。
気がつけば「群馬から世界へ」って監督と話していたのを思い出しました。監督の常に心の深い部分から対峙する姿勢は、飯塚組全員に波及していました。素晴らしい時間だった。是非、劇場で一緒に体感しましょう。

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高野恭子/橋下時子

高野恭子

橋下時子

撮影現場は穏やかで、良い雰囲気の中撮影できたことが幸せでした。
監督から「ガウさんパワー凄いから負けないように」と言われ、どう対峙するか悩みました。私は作品の舞台である群馬県太田市で生まれ育ちました。今では外国人が日常に溶け込んでいますが、子供の頃は見た目の偏見や大人からの刷り込みがありました。 台本を読んで、時子にも同様の背景があったに違いないと確信し、そこからアプローチしていきました。
嫌な奴ですが、隠れ時子はどこにでも存在するのではないでしょうか。この映画が愛に悩む人、そして在日外国人の方の心に届きますように。

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橘芳美/元木静香

橘芳美

元木静香

この映画のワークショップオーディションを知った時、希望の光だと思いました。参加して花笑監督のお話を聞き、人柄に触れ、監督が求めているものは私が理想とするものでした。
それは簡単なことじゃなくとても苦しいけれど、私もそうでありたいと。コロナ禍で揺らいでいた俳優としての覚悟が決まりました。
役をいただいてからの数ヶ月は、元木静香の人生の中を迷い苦しみながら進みました。幸せでした。どうか皆さんに届きますように。

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佐田佑慈/幼少期の純悟

佐田佑慈

幼少期の純悟

ぼくのお母さんはフィリピン人です。ガウさんほどパワフルではありませんが考え方は同じような一面もあると思います。
映画に出てきたようなお弁当の料理はうちではよく作っているのを目にします。ぼくはあまり食べませんがそんなにおいしくなかったのを覚えています。ガウさんとスチール写真を撮ったときにお母さんというよりきれいなお姉さんという印象でした。
みなさんぜひ映画館に足を運んでご覧ください。

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竹下かおり/シスター

竹下かおり

シスター

これは間違いなく飯塚花笑監督にしか作れない映画だ。そして堀家一希さんとガウさんの激しさがこの作品を唯一無二のもにしている。
二人の熱演があったからこそ周りも刺激され、呼応するように存在できた。私はシスター役で堀家さん演じる純悟とのシーンがあり、監督から笑って見送って欲しいとの要望があったものの、あまりの殺気にひきつって・・・ぜひ、そんな瞬間も見逃さないで頂けたら嬉しい。

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小野孝弘/店主

小野孝弘

店主

飯塚監督から、連絡が来ました。「小野さんのイメージでずっとシナリオを書いていたもので、駄目元でも出ていただけないかお聞きしたいと思い連絡させていただきました。企画書と台本お送りさせていただきますので、よろしければ検討いただけないでしょうか。」建前でも嬉しいじゃないですか。直ぐにそれを読みました。
脚本に唸りました。これまでご自身で色んな事を経験し、見て来て、こんな事が書ける、言えるんだなと。監督の映画に取り組む姿勢、人への心遣い、そして郷土を愛する姿、取り組みが好きです。
タイトルそのままに観た人の心の中に「新しい世界感を気づかせてくれる作品」だと思います。飯塚監督にエールを!

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関幸治/窓口

関幸治

窓口

飯塚花笑監督作品はこれで三作品目ですが、毎回新しい気付きを与えてくれます。
この映画が沢山の人に届き十人十色皆それぞれ何か気付いてくれるといいなと思います。

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長尾卓磨/黒服

長尾卓磨

黒服

この映画の脚本を最初に読ませてもらったのは何年前だっただろうか。飯塚監督とはずいぶん長い付き合いになる。
その頃から確固たる信念を持っている飯塚花笑にひそかに敬意を抱いているのだが、確たる信念が品格につながるのだと彼のつくる映画から教えてもらい、敬意が巨大化してきてまいっちまう。
なので、単純に、飯塚花笑が監督として現場に入ったときに誰よりも楽しさとうれしさがからだから溢れ出ていて、その意気が組の全員に伝播する、あの瞬間のことだけ思い出して、彼への敬意はまた心の奥底に秘めておくことにする。

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岩谷健司/渡辺哲司

岩谷健司

渡辺哲司

タイトル通り僕もこの映画に関わるまで、この人達の存在に全く気づいていませんでした。
この作品が世に出る事で僕のような人達が考えるきっかけになればいいと思います。
撮影中、飯塚監督がこれからは地元群馬を舞台に群馬のスタッフ、群馬で出会った俳優達と映画を撮っていきたいと仰っていました。事実その方法で素晴らしい映画を作ったと思います。
日本中に飯塚監督が増えれば日本映画はもっと楽しくなるだろうな。

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飯塚花笑/脚本・監督

飯塚花笑

脚本・監督

この世界の片隅で、ある種の生きづらさを抱える人たちの存在がどうしても気になってしまう。おそらくトランスジェンダーである自分自身のアイデンティティがそうさせて来たのだろう。
今回の映画の主人公は、フィリピン人の母と日本人の父親を持つ青年だ。意外にも知られていないがこの国には、出稼ぎでやって来た沢山のフィリピン人女性が、日常に溶け込んで暮らしている。そしてその子どもたちもまた、この国の中で暮らしている。
この映画で描くのは、異なる文化を持った母親への息子の眼差しであり、"愛の問題"についての物語である。この映画を観て、身近にあった愛に気づく人がいるならば・・・私はとても幸せに思います。

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緒方一智

助監督

飯塚監督の群馬での活動が実を結んだ作品になったと思います。
たくさんの方々に協力してもらい、自分も思い入れのある大切な作品になりました。(演じるわけでもないのにメインロケの家に2ヶ月泊まって製作に携わりました)。みんなの思いが詰まった作品です。
マイノリティな悩みを抱えた主人公ですが悩みの種類に関わらず、誰だって生きにくい世の中だと思います。たくましく活きる主人公の姿を観て、みなさんにも自身のハッピーエンドを想像してもらいたいです。

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角洋介

撮影

飯塚監督の人に対する優しさと丁寧さに基づいたこの世界観を描く一端に携われて、とても光栄に思います。
主人公・純悟の繊細で強烈な心の揺れ動きに、幾度もカメラが引っ張られてしまいました。ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思う映画です。楽しんでいただければ幸いです。

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紫藤佑弥

サウンドデザイン

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浅井美智恵

ヘアメイク

この映画の撮影期間はおよそ1ヶ月。地元で撮影が行われていた事をきっかけにロケ地探しからオーディションや演技練習にも積極的に参加しました。部署の垣根を越えた活動によって、メイクイメージの共有が従来よりも早く反映できる事は大きなメリットでした。
フィリピン人の母親と息子。本気でぶつかる親子愛は心に響く迫力のある作品になっていますのでぜひご覧下さい。

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村上久美子

衣裳

群馬県に帰ってきて、まさか映画の衣装の仕事が入るとは夢にも思っていませんでした。(だって私不動産屋だし)しかし今回、監督から「群馬で、群馬県民の手で、世界で勝てる作品を発表したい!」という想いを伺った際、その言葉にひどく心を揺すぶられました。
今回の作品を通して、改めてこの土地や人が持つパワーを実感して、群馬を好んで暮らす人たちが益々増えることを期待しています。群馬に住みたくなったらいつでも連絡ください(笑)

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久保智彦

制作担当

コロナ禍に、群馬で、飯塚監督を支えるたくさんの仲間たちと撮影した今作は、まさに鶴のように群馬から羽ばたく監督と一緒に、どこまでも飛んで行ってくれる映画になりました。

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阿部誠

編集

世界ではここ数年、差別や偏見といった問題に対する関心が高まり、世間の理解が深まったと思います。
今作では差別や偏見、さらに日本で暮らす外国人の問題、セクシャルマイノリティーなどの問題が含まれていますが、描かれるのは集団の最小単位である「家族」の物語りです。
今一度、身近なスケールでこれらの問題を見つめることで、我々の知識や理解が一段アップデートできると思います。そのような思いで今作に携わらせていただきました。

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佐藤那美

音楽

親子の物語であり、LGBTQ+の物語であり、そして移民の物語である本作に参加できたことをとても嬉しく思います。
この映画に登場する全ての人物、そして彼らと似た境遇に生きるこの国に住む全ての人たちの幸福を祈りながら音楽をつくりました。
あなたがあなたを生きていることと同じように、この映画の終わりの先には登場人物全員の人生が続いていて、そしてそれはわたしたちが今生きている世界と同じ場所に存在する人生です。

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山田真史

プロデューサー

飯塚監督とは初めてご一緒しましたが、最初にお会いした時から製作過程や演出、仕上げまで一貫して目標・目的・意図がしっかりと見えており、作品を作ることだけでなく周りの方々を巻き込み、映画制作を通じて皆で良い状況を作ろうとしていく姿勢・ビジョンに驚かされました。
この映画に何か力を感じた方がいらっしゃれば、俳優・スタッフ・監督のこれからに期待し、ぜひ注目してください。

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菊地陽介

プロデューサー

日本という国で日本人として生活することに慣れてしまった私は、純悟が抱える「怒り」に真の意味で共感することはできません。
しかし、純悟は私たちが生きるこの世界に当たり前に存在しています。彼の悲しみも怒りも葛藤も、飯塚監督は丁寧に掬い取り、堀家さんがそれを体現し、一つの物語にしてくれました。
ともすれば中央集権的になりやすい映画制作ですが、その制作過程も含めてオルタナティブな映画の在り方を示せた作品だと思います。ぜひ劇場でご覧ください。